
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)とカラバオカップ(カラバオ杯)の敗退を経て、プレミアリーグへの再集中を図っているリバプールだが、アルネ・スロット監督の日本代表MF遠藤航の起用判断について、ファンからは疑問が噴出している。
3月17日のカラバオ杯決勝ニューカッスル・ユナイテッド戦(1-2)の敗北について「もしかすると最大のミスは、ニューカッスル戦でローテーションをしなかったことかもしれない」と『リバプール・エコー』などに語ったスロット監督。遠藤については、「大局的に見れば、遠藤は出場に値したかもしれない。彼がチームにもたらしてきたものを考えれば」と認めつつも、実際には1分もプレーさせなかった。
遠藤の今2024/25シーズンのプレミアリーグでの先発はゼロ。こうした扱いに対しファンからは「遠藤を信用していないのは明らかだ」「疲労困憊のMFライアン・フラーフェンベルフを酷使しながら、守備的ミッドフィールダーである遠藤を一貫して無視してきた」といった批判が噴出。
スロット監督の「得点が必要な状況では、ゴールをほとんど決めたことのない選手を投入するのは奇妙だ」との発言に対しても、「守備的な役割を担うMFに得点力を求めるのはナンセンスだ」との反論が見られた。
また、「1-0でリードしていれば遠藤を出す」と述べながら、実際には2月13日のエバートン戦(2-2)では、リード時にも遠藤の起用を見送ったことが矛盾として指摘されており、発言と行動の乖離に不信感が広がっている。
遠藤が今後もスロット監督の構想外に置かれ続けるのか、それとも起用法が見直されるのか、シーズン後半に向けて注目が集まっている。