
2024/25シーズンのマンチェスター・ユナイテッドは不振に陥り、現時点プレミアリーグ13位。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得が難しい状況にある。UEFAヨーロッパリーグ(EL)制覇が来2025/26シーズンのCL出場への唯一の現実的な道と見られており、クラブは今後の補強戦略において抜本的な見直しを迫られている。
UKメディア『GIVEMESPORT』によれば、ユナイテッドはFWビクター・オシムヘン(ガラタサライ)の獲得を本格的に検討。その資金確保のため、FWアレハンドロ・ガルナチョの売却に前向きな姿勢を見せているという。ガルナチョは1月の移籍市場でセリエAのナポリからの関心を集めていたが、ユナイテッドは売却を見送っていた。
現在もナポリがガルナチョ獲得に動くかどうかは不透明だが、もしCL出場権を逃した場合、ユナイテッドがオシムヘンを獲得する現実的な手段は、ガルナチョのような選手を売却して資金を得ることにあるとされる。ガルナチョの移籍金は、ファイナンシャル・フェアプレー(FFP)および損益均衡規則(PSR)上、全額が純利益として計上されるため、クラブの再建にとっても財政的に大きな意味を持つようだ。
FWマーカス・ラッシュフォード(アストン・ビラ)とFWアントニー(レアル・べティス)をレンタルで放出して前線の選手層が手薄になっており、補強が最優先事項となっているユナイテッド。オシムヘン獲得が実現しない場合の代替案として、イプスウィッチ・タウンのFWリアム・デラップもリストアップされているが、この若手ストライカーにはチェルシーも関心を示しており、獲得競争は激化している。
ユナイテッドは今後、ナポリの動向を注視しながら、移籍市場における優先順位を見定める構えだ。