年齢と共に行動範囲も拡がり四国や九州へも遠征、その度に釣り場としてポテンシャルの高い地域へ移住したいと漠然と考えるようになった。

全国で釣りを楽しむアングラーが和歌山に移住したワケ 通勤電車内で見た広告がきっかけ?高知県のアカメ(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)

仕事が見つからない

だが現実は田舎になる程、仕事が少なく、求人情報があったとしても都市部に比べると休みは少ない上に、賃金も安い場合がほとんど。経済的に余裕が無ければ現実には無理だろうと思っていた。

愛知で釣りライフを満喫

月日は流れ30歳を過ぎたが、結婚には縁が無く、趣味に生きる人生も悪くないと考えていた。仕事に大きな不満は無く安定した収入と休暇を頂き、平日は仕事、週末には趣味の釣りでリフレッシュするという、そこそこ満足な生活を送れていた。

全国で釣りを楽しむアングラーが和歌山に移住したワケ 通勤電車内で見た広告がきっかけ?静岡県のヒラスズキ(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)

近場~遠征まで釣りを楽しむ

愛知県という、日本のど真ん中、長期休みは南は鹿児島、北は北海道まで遠征旅を満喫。週末は東海三県から和歌山県南部、関西、北陸や長野も射程内の愛知県。大江川、五三川のブラックバス、木曽三川のサツキマス、リバーシーバス、うなぎ釣り、近場でも楽しめる釣りが多い愛知県西部。

全国で釣りを楽しむアングラーが和歌山に移住したワケ 通勤電車内で見た広告がきっかけ?九頭竜川のリバーシーバス(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)

魚種問わず、様々な釣りが好きな私には悪くない地域であった。それと同時に、不満は無いがこのまま何もチャレンジせずに終わる人生でいいのかと考え始めていた。

全国で釣りを楽しむアングラーが和歌山に移住したワケ 通勤電車内で見た広告がきっかけ?木曽三川のサツキマス(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)

電車内の転職フェア開催広告

そんな中、帰宅途中の通勤電車で見かけたとある転職フェアの広告、その片隅に和歌山県移住相談ブースの文字を発見してしまった。現状で転職は考えていないが、休日開催で参加費は無料、移住について何か情報でも得られればと軽い気持ちで参加を申し込んだ。これがきっかけで私の人生が大きく動き出す事になった。