SC相模原 写真:Getty Images

 J3所属のSC相模原は、3月26日に行われたYBCルヴァンカップ1stラウンド1回戦で、J1所属の清水エスパルス相手に善戦も1-3で敗北。試合後、シュタルフ悠紀リヒャルト監督が審判批判を展開している。同監督は3月9日開催のJ3第4節ヴァンラーレ八戸戦でも、審判員の対応を非難したことで注目を浴びたばかりだ。

 相模原は30分にオウンゴールから先制点を献上も、粘り強い戦いで対抗。しかし、81分の同点ゴールが認められず、抗議したリヒャルト監督にイエローカードが提示されると、その後に2失点。後半アディショナルタイムに1点を返したものの、結果的に81分の出来事が勝負の行方を左右する格好となった。

 相模原の公式YouTubeチャンネルで公開された試合後の会見では、リヒャルト監督が「81分のゴールが取り消されたことが全てだと思うので、残りの4名にはこのゲームを壊したという責任をしっかり感じて反省してもらいたいと思います」などと試合を総括。「残りの4名」という表現で、審判団のジャッジを批判しているが、Jリーグや相模原の公式サイトでは、当該コメントは掲載されていない。

 リヒャルト監督と言えば、八戸戦での振る舞いや試合後のSNS投稿でもファン・サポーターの関心を引き付けた。この試合では、89分に主審からイエローカードを提示された直後、右手でベンチ施設のフレームを強く叩くと、レッドカードを貰い退場している。

 ただ同監督は試合後にインスタグラムを更新すると、第四審から「監督がベンチを蹴り上げている」という証言があったと主張。フォロワー等に証拠映像の提供を呼び掛けた後、インターネット動画配信サービス『DAZN』の中継映像から当該シーンのみ切り取った動画をアップし、「私はベンチを蹴り上げておりません」「なぜ第四審はそのような証言をしたのかわかりませんが、極めて遺憾」などと、不満をあらわにしていた。