
リバプール所属MF遠藤航は、日本代表の中心選手としてW杯出場権の獲得に貢献した一方、所属クラブでの出場機会は限定的。以前から2025シーズン終了後の移籍が取りざたされているが、MF堂安律(SCフライブルク)への関心報道で注目を浴びているアイントラハト・フランクフルトなど複数クラブが移籍先候補だという。
ドイツ紙『ビルト』が24日に伝えたところによると、現在ブンデスリーガで4位と好調のフランクフルトは、2025/26シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ出場権を獲得した場合に限り、遠藤の獲得に動くとのこと。実現への絶対条件として、同選手が減俸を受け入れることがあるが、日本代表のコーチでもある長谷部誠氏の存在がプラスに働く可能性も考えられる。
一方、欧州の移籍市場に精通するジャーナリストのエクレム・コヌール氏は25日、遠藤の獲得を検討しているクラブとして、ミラン、セルティック、ウルバーハンプトン・ワンダラーズ、フルハム、イプスウィッチの5クラブを挙げている。このうち、セルティックにはMF旗手怜央やFW前田大然が在籍。ウルバーハンプトンはMF守田英正(スポルティングCP)への関心が報じられている。
VfBシュツットガルト時代にキャプテンとしてチームを引っ張っていた遠藤。2024年8月にリバプールへ完全移籍すると、加入1年目はユルゲン・クロップ監督のもとで活躍。しかし、2024/25シーズンはアルネ・スロット監督のもと、ここまでスタメンでの出場機会はほとんどない。
なお、遠藤とリバプールの契約期間は2027年6月まで。リバプールは移籍金1900万ユーロ(当時約30億円)を支払って獲得したとみられる。欧州の移籍市場で人気銘柄となっているが、リバプールが納得するだけのオファーは届くのだろうか。