左舷トモの浦安市・大澤さんは、月2回は通うというハナダイファン。大原のフグにもよく行くらしいが、フグもハナダイも、シャクッてガツンとくる感触がたまらないという。

当日は強風で波が高いうえ、列島に最強寒波が押し寄せて、日陰側の左舷はかなりの寒さ。手がかじかみ、オキアミを付けるのも大変なくらいだが、紅一点の八千代市・田中さんは寒さも何のその。昨年から始めた沖釣りは回数を重ね、腕前がメキメキと上達。師匠の四街道市・岡部さんを上回ることがたびたびあるほど。デコダイ級交じりでクーラーは満タン。

4月にはイサキと豪華二本立て
朝から40cm級の大サバの猛襲があり、ハナダイを掛けても、巻き上げ途中に食いつかれ、暴れまわってハナダイを振り落したあげく、2尾も掛かれば重さでハリス切れ。
大きいので少しはキープするが、あまりにたくさんだと仕掛けの消耗が激しい厄介者。サバが来れば早めの場所移動で、あくまでもハナダイ狙いに集中した。
行けば必ず応えてくれるのが片貝沖。狙う水深は20mちょっとと、電動リールがなくても十分。
季節でいろいろな魚が交じるが、4月からは太東沖のイサキの解禁にともない、リレー釣りが始まる。イサキとハナダイの1船で二度美味しい、豪華二本立ては春から初夏の当地の風物詩でもあり、今後が楽しみだ。

<週刊つりニュース関東版・坂本康年/TSURINEWS編>