では、アングラーとシーバスの減少についての関連はどうなのだろうか。これについては、関連は薄いと思っている。確かに年々釣るのが難しくはなっているとは思うが、釣れないわけではない。これについては、過去の筆者が書いたTSURINEWSの記事を読んでもらえばわかると思うが、毎年同じ場所で普通に釣れているので、あながち間違いではないと言える。

「釣り人が増えて魚は減った?」シーバスが減ったと感じるワケを愛好家が考察地元民しか知らないポイント(提供:TSURINEWSライター・宮坂剛志)

エリアで状況異なるか

しかし、都心の湾奥エリアと千葉の小河川では少し状況は違う。まず、千葉の小河川の多くはどこも浅く、潮が上げてこないと釣りにならない場所が多い。なので釣りの時間を合わせにくく、また、駐車場が少なく、車での釣行が難しい。そうなるとアングラーは限られ、当然湾奥よりも魚へのプレッシャーは少ない。なので、昔と変わらず釣れることから、シーバスが減ったと感じないだけかもしれない。

「釣り人が増えて魚は減った?」シーバスが減ったと感じるワケを愛好家が考察こんな河川も多い(提供:TSURINEWSライター・宮坂剛志)

減っていないと信じたい

いずれにせよシーバスが減ったかどうかは、やはり「わからない」というのが答えだ。これについては、これからも釣行を通し、考えながら釣りをしてみたいと思う。そして、できればシーバスは減っていないという前向きな証明が、記事を通して伝わればと思っている。

<宮坂剛志/TSURINEWSライター>