グウィネス・パルトロー(左)、ティモシー・シャラメ(右) DFree, Featureflash Photo Agency / Shutterstock.com
女優のグウィネス・パルトローが、新作映画『Marty Supreme』で共演したティモシー・シャラメとのラブシーンについて語り、その撮影時に「まるで109歳になったような気分だった」と表現した。年齢差による違和感だけでなく、現代の撮影環境や自身の経験の変化も、その感覚を強める要因となったようだ。
23歳の年齢差に戸惑い
52歳のグウィネス・パルトローと29歳のティモシー・シャラメの間には、23年の年齢差がある。これまで数々の映画でラブシーンを演じてきた彼女だが、今回はその年齢差を強く意識せざるを得なかったという。
雑誌『Vanity Fair』のインタビューで、グウィネス・パルトローは次のように語った。
「撮影中、私は『いいわね、私は109歳、あなたは14歳』って感じだったわ」
もちろんティモシー・シャラメは29歳の成人男性だが、年齢差を意識するあまり、彼女の中ではまるで親と子ほどの差があるように感じられたのかもしれない。
「インティマシー・コーディネーター」の存在に驚き
今回の撮影では、ラブシーンを安全に進めるために「インティマシー・コーディネーター」が配置された。近年、映画業界では俳優同士が快適に親密なシーンを演じられるように、この役割が重要視されるようになっている。
しかし、ハリウッドで長年活躍してきたグウィネス・パルトローにとって、このシステムは新鮮な驚きだったようだ。
「そんな役職があるなんて知らなかったの。昔はこういうシーンはもっと即興で演じるものだったわ」
彼女は、インティマシー・コーディネーターが用意した詳細な振り付けに、少し戸惑ったという。
「例えば、『ここに手を置いて』とか具体的に指示されると、私はアーティストとして自由が奪われるように感じてしまうの」