2度目の寒波が三重県北部に雪をもたらした2月18日の夜、三重県四日市市の四日市港にシーバスを狙って出かけてみた。2月中旬になり、湾奥のバチ抜けシーバスを期待したが、仲間内ではこれといった釣果を聞いていないため、ふ頭の常夜灯周りに居着いているシーバスを狙ってみた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・杉山陽佑)
四日市港でシーバス狙い
テトラなどの障害物となるようなものはなく足場も良いため、今回はライトゲームロッドを使ってお手軽シーバスフィッシングを楽しんだ。最初に選んだポイントは倉庫前の明暗の境目。2gのジグヘッドに2inchのストレートワームをセットして、表層付近から探ってみた。

下げ潮に入りそれなりに潮の流れはできているが、魚の気配は感じられない。表層から底付近まで丁寧に探ってみるが、何の反応もない。次に向かったのは外向きの船着き場。壁と平行にルアーを投げて広範囲に探ってみたが、ここでも釣果は得られなかった。
ここ最近のシーバスはいるときといないときがはっきりしており、いれば入れ掛かりになることもあり、辛抱強くホットスポットを探してみる。タンカーの電灯の下、橋の橋脚周りといろいろ探りを入れてみるが、魚からの反応はなかった。
ボウズ逃れのつもりが
道路や屋根がうっすら雪化粧しだし、帰りのことも考えて最後に選んだのは、普段あまり気にならないポイント。常夜灯もなく真っ暗なふ頭の真ん中辺り。ボウズという言葉が頭の中をよぎり始め、カサゴでボウズ逃れをと考えだした。

根魚でもと底付近を意識してトレースすると、コツッと根魚のようなショートバイトがあった。すかさずアワセを入れると、ずっしりと重みがあり思ったより大型根魚の予感。ゆっくりやり取りして上がってきたのは、そこそこサイズのシーバスだ。半分諦めて根魚を狙って釣れたシーバスに複雑な気分だ。
