ピンクタイガーみたいなカラーだ。「このルアーって何するの?」と聞かれたので、アオリイカを釣るためのものだと答える。見た目が特異で目を引くものがあるからか、エギのケースを開けたところで「おお」と小さな歓声まで洩らしていた。まるでSさん、エギングで釣られちゃった、みたいな感じ。

ちなみにもう1カラー、メバルロッドでも操作できる1.5号エギがあるのだが、「白が多いほうがかわいい」という理由でこちらが選ばれた。このへんは男女とも同じ。自分の好きなカラーになるらしい。

女性エギンガーが多いのはエギの魅力?

筆者はあまりエギングをしない。そもそも自分と気性が合わない釣りだからだが、それはさておき、エギというルアーの独自性は、確かに見慣れていない者からすれば「面白い形だな」と思うものなのかもしれない。そういえば、あっちこっちで見かける女性アングラーにも、かなりエギングをしている人が多い気がする。秋の一時期は、ライトゲームアングラーよりもよく見かける。

それもエギの見た目のインパクト、「かわいさ」ゆえ、だろうか?

女性を釣りに誘うなら、エギングがいいかもしれない、なんて。

見かけから入ると良いかも

釣りといえば十年一日「男の世界」、中でも「おっちゃんの世界」という見方も根強い。今でこそテレビや動画の影響で、女性アングラーも増えてきたが、それでもまだまだ男女差は9.5:0.5くらいだ。

もしこの記事を読んでいる釣りに興味をお持ちの方がいたら、ぜひ「男の世界」なんてステレオタイプは捨てて、釣りの世界に入ってみてください。その際、見かけから入るというのも、大いにアリだ。

釣具店でルアーや仕掛けをザーッと眺めてみて、スタッフさんに使い方を聞いてみて、そこからタックルを揃えていく。ウェアだって山ガールみたいにかわいいものを揃えてみるといい。何をやるにも好みを優先させるのは大事なことで、釣りも対象魚や、使うルアーの好きずきから選んでみるといいだろう。