北米や欧州では「極右」を支援する有権者が続々と増えていますが、マスコミの多くは支援者である有権者を非難するばかりで、ここまで支援が広がった原因が何だったのかと言うことを無視しています。

先進国で台頭する「リベラル貴族」の傲慢さが今の状況を作り上げたのです。

冷戦期以後、グローバル化が進み、企業経営者や大企業勤務者、マスコミ、政治家、官僚といった「現代の貴族階級」は、中国に多くの仕事を外注し、利鞘を稼ぐことで、富を蓄積し、金融商品や不動産、オフショアのファンドで豊かになってきました。

彼らは儲けた金をマスコミに配り、多様性や環境政策など、現実とは乖離した貴族的な概念を全世界に配信させました。

自分たちの崇高な趣味に企業や学校が従うようにし、異議を唱えるものは罰する仕組みを作り上げました。

萎縮した人々は、「リベラル貴族」たちに従うしかありませんでした。

AfDアリス・ワイデル党首とトランプ大統領 両氏SNSより

中国はますます豊かになり、学生を西側諸国に送って教育させ、西側の技術や知識を盗みをつけて行きました。

先進国の大学は中国から研究費や学費を受け取り、大学は学費を高騰させ、教員や職員の給料も上がってきました。

大学の学費は、一般人にはとても払えないレベルになり、進学するのにも、高価な私立学校や塾への費用が払えなければ不可能になりました。

しかし高い報酬を稼ぐ「リベラル貴族」たちには安いものでした。

こうして階級はどんどん固定されていきました。

「リベラル貴族」達は途上国から移民をどんどん入れ、安い賃金で働かせることでさらに豊かになりました。

途上国から来た使用人や掃除人、子守りを使い彼らの生活はさらに安楽になりました。

一方であまりにも多くの労働者が海外からやってくるので一般の人々の賃金は下がっていきました。

途上国からやってくる人々の中には、原理主義者や犯罪者もおり、習慣や振る舞いも違うことから、街の雰囲気はどんどん変わってきました。