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- ヴァンス副大統領の主張
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- 「ウクライナの安全は外交で守るしかない」
- 「民主党政権はウクライナを守ることに失敗してきた」
- ゼレンスキーの反論
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- 「外交とは何か。ロシアは過去に何度も停戦を破った。停戦協定だけでは問題は解決しない」
- 「ウクライナの抵抗がなければ、ロシアはポーランドやバルト諸国にも侵攻する」
- 激しい口論と緊張感
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- ヴァンス「ゼレンスキーがアメリカに感謝しないのは失礼だ」
- トランプ「ウクライナは負けそうだ。アメリカがいなければすぐに終わる」
- ゼレンスキー「ウクライナは戦い続ける。アメリカの支援には感謝している」
- トランプ「あなたはカード(交渉の材料)を持っていない」
- ゼレンスキー「トランプゲームをしているわけではない」
- 最終的に合意に至らず
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- トランプ「アメリカが手を引けば、ウクライナは自分たちで決着をつけることになる」
- ゼレンスキー「それはウクライナ国民にとって受け入れられない」
いやいやながらの首脳会談
テレビに出たのは———以下の部分だが、最初から見ればわかるように話は空転していた。ゼレンスキーが停戦協定を破るプーチンに対抗するアメリカの軍事支援を求めるのに対してトランプが一般論で逃げ、ゼレンスキーが具体的な約束を求める繰り返しだった。
答に窮したトランプがヴァンスに話を振り、彼が「ウクライナの安全は外交で担保する」と建て前論で答えたので、ゼレンスキーが「あなたのいう外交とは何だ」と反論したのが口論の始まりだった。
ゼレンスキーの批判は外交的には異例だが、それを「失礼だ」と喧嘩を売ったのはヴァンスである。どっちもどっちだが、根本的な問題はどっちも停戦協定は結びたくないという本音だろう。