加齢と向き合いながらもチームへの献身
現在35歳のトラヴィスは、キャリアの終盤に差し掛かっており、年齢による影響についても言及している。「年齢を重ねるにつれ、かつての成功が遠のいていくのを感じるのはつらいことだ。そして、大事な場面でチームを支えられなかった時の現実は本当に苦しい」と語った。
それでも、彼はチーフスとチームメイトへの責任を強く感じている。「もし戻ると決めたなら、中途半端な気持ちではなく、全力で臨む。自分自身にも、チームにもその責任がある」と、プロとしての決意を強調した。
チーフスの象徴的存在
トラヴィスは2013年のNFLドラフトでチーフスに指名されて以来、キャリアを通じて同チームでプレーし続けている。これまでに10回のプロボウル選出、4回のオールプロ・ファーストチーム選出という輝かしい実績を持ち、チーフスの攻撃の要として活躍してきた。
また、彼の情熱的なプレースタイルと個性的なキャラクターは、チーフスのファンに愛され続けている。2019年のAFCチャンピオンシップでの「You’ve got to fight for your right to party!」という発言は、今でもチームの象徴的なフレーズとなっている。
2025年シーズンへ向けて
トラヴィスの契約は2025年まで続いており、3月15日には1,150万ドル(約17.2億円)のロースターボーナスが発生する予定だ。チーフスのゼネラルマネージャーであるブレット・ビーチも、スカウティングコンバインの場で「トラヴィスが来シーズンもプレーすることを期待している」と述べていた。
現役続行を決めたトラヴィスは、オフシーズンで万全のコンディションを作り、2025年シーズンで再び頂点を目指すことになる。彼の決意が、チーフスの新たな成功へとつながるのか、今後の活躍に注目が集まる。