『ホーム・アローン』で初出演したキーラン・カルキンの映像も登場。会場にいた本人もうれしそうだ。

映画『ホーム・アローン』に出演したキーラ・カルキンの映像とそれを見る本人(右下)

 

誰もがどこかからスタートしている

このようにクリステン・ベルは、ハリウッドの大物俳優たちが最初に演じた恥ずかしい(または微笑ましい)役柄を紹介しながら、俳優業の不安定さや努力を強調。単なるパフォーマンスではなく、俳優としての旅路を称え、初心を思い出させるような温かみのある内容だった。

また、彼女自身も過去のCM出演映像を見て「私も俳優になりたい? うん、そうだね」と締めくくることで、自己皮肉も交えながら共感を呼ぶ演出になっていた。

クリステン・ベルは最後に自分が子供のころに出演したCMの映像を見せ、「私も俳優になりたい? うん、そうだね」と締めくくった。

クリステン・ベルは最後に自分が子供のころに出演したCMの映像を見せ、「私も俳優になりたい? うん、そうだね」と締めくくった。

要するにこのモノローグは、「俳優という道は険しいけれど、誰もがどこかからスタートしている」「どんな小さな一歩からでも未来へ繋がる可能性がある」という励ましのメッセージを含んでおり、俳優業への愛情とリスペクトを込めたものになっていたのだ。

クリステン・ベルが発した温かい言葉は、多くの俳優やファンの心に響き、夢を追い続ける勇気を与えたことだろう。