九州地方ではヤズ(ブリの若魚)がよく釣れる時期になった。スーパーにも並ぶ、財布に優しい食材だ。今回は「ヤズの焼きなめろう」を紹介。いろいろな魚でできるので、覚えておいてほしい。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松田正記)

釣魚で作る「もったいない」レシピ:ヤズの焼きなめろう みそと薬味がカギ

なめろうとは

なめろうとは、房総半島から伝わる漁師飯の一つ。細かく切った刺し身に、ネギやショウガなどの薬味を加え、しょう油をかけて食べた。しかし、船の揺れにより、どうしてもしょう油がこぼれる。そこで「しょう油をみそに替えた」のが始まりだという。

使用する部位

使用する部位は背骨周り。いわゆる中落ちだ。3枚におろす際、大半の人が捨ててしまうが、もったいない。意外に身が多いので、余すことなく食べよう。

スプーンを使って

まずはスプーンを用意。魚の大きさにもよるが、カレースプーンくらいがちょうどいい。これで骨の周りの身をこそぐ。

薬味&みそを混ぜる

身をこそいだら、ネギやショウガなどの薬味を用意。これを魚に加え、みそを投入。

釣魚で作る「もったいない」レシピ:ヤズの焼きなめろう みそと薬味がカギみそと薬味を入れて混ぜ合わせる(提供:TSURINEWSライター松田正記)

あとはしっかり混ぜ合わせ、グリルで焼いていく。

釣魚で作る「もったいない」レシピ:ヤズの焼きなめろう みそと薬味がカギグリルで焼く(提供:TSURINEWSライター松田正記)

うっすら焦げ目

グリルで焼くこと10分前後。表目にうっすら焦げ目ができあがり。好みでしょう油を垂らしたり、マヨネーズを絞ってもOK。

<松田正記/TSURINEWSライター>