ちなみにこのセブンイレブンのシーフードミックス、確か120円くらい。見つけたときに3袋買っておきたい。難点としては、よっちゃんイカと比べて素材が柔らかいので、雑魚にかじられやすい。

シーフードミックスは大容量を購入しておいて、都度小分けにして持っていけば、コスパがいい。業務スーパーでは、安いときには800gで300円のものを見たことがある。

その他、「魚関係の缶詰」も代用餌として使える。神戸・垂水のコブダイ職人に聞いた話だが、「昔は近くのスーパーのムール貝でも釣れた」とのこと。その海域の魚が好んで爆食いしてくる餌もあるかもしれないので、いろいろ試してみるのもいい。

コスパの悪いコンビニ餌に注意

安くてもイソメ、ゴカイ、シラサあたりは、1パック500円程度だろう。その金をケチってこの種の代用餌を探していると、たまにババを引いてしまうことがある。たとえば、コンビニで調理されたイカ刺しやタコブツなど。これらは価格も300円以上するし、量も少なく(ふつうに食べていても少ないと感じる)、余計な味付けがされていると魚の食いも悪くなる気がする。

よっちゃんイカは駄菓子で50円くらいと、異常なコスパに恵まれた珍しい代用餌である。そのような加工品をじっくり探すのもばかばかしい。餌の「素」の状態に近いものを気軽にチョイスしよう。

「イカ1尾」激推し

筆者が個人的に最大に気に入っている代用餌が、そのまんまの「イカ1尾」だ。スーパーの割引で、ぷりっぷりのモンゴウイカが1尾100円で買えることもある。これを家に帰って凍らせておいて、釣りに行く前に解凍して、釣り場で歯でちぎってサイズを調整してジグヘッドにつける。カサゴ、アオハタ、メバルの実績がある。私はシーフードミックスを使ってもイカによく魚がつくので、イカと何かある人間なのかもしれない。自分でエギングはほとんどしないのだけれど。

スーパーで買えて使いやすい「釣りエサ」ナンバーワンは「モンゴウイカ」説イカ、激推しです(提供:TSURINEWSライター井上海生)