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昨年10月7日のハマスによるイスラエル攻撃から一年がたったところで、幾つかの媒体に中東情勢を分析する論考を執筆させていただいた。

ガザ危機から今日でちょうど1年…「イランなしのガザの和平は非現実的だ」といえるワケ(篠田 英朗) @gendai_biz
昨年10月7日のハマス勢力によるイスラエル領内のテロ事件から、1年がたった。日本ではイスラエルの軍事力に対する盲目的な信仰があり、一部にイスラエルが本気を出せばハマスは早期に消滅させられるのではないか、といったことを語る方もいらっしゃった。
一年間のガザ危機が見せた三つの構造的変化:篠田英朗 | 記事 | 新潮社 Foresight(フォーサイト) | 会員制国際情報サイト
ガザ危機発生後の一年間で、それ以前から始まっていた国際社会の構造的変化がはっきりと可視化された。パレスチナ問題の解決策としての「二国家解決」は破綻しており、「アラブの大義」は求心力を失いイランやトルコといった非アラブのイスラム諸国が存在感を増した。さらにガザ危機は、欧州におけるロシア・ウクライナ戦争とともに、冷戦終焉後...

あるいはインタビュー記事を掲載していただいた。

「対テロ戦」vs「反植民地」 イスラエルがガザで仕掛けた泥沼構造:朝日新聞デジタル
 パレスチナ自治区ガザに対するイスラエルの攻撃がやまない。国際法違反との批判は相次ぐが、民間人の犠牲は増え続ける。欧米諸国はなぜイスラエルを支持し、争いはなぜ拡大してしまうのか。国際政治学者の篠田英朗…

状況は厳しいが、それだけに実は、未来を構想するためにやらなければならない作業は多い。NHK「日曜討論」にも主演させていただいたのだが、そこでは現在のイランとイスラエルの間の緊張関係から議論が始まり、それからガザ危機に話題が展開していった。