そこからすぐに仕掛けを落として待つと、またもやアタリが出た。サオの曲がり方からして今までとは違う。明らかに大物だ。走ると厄介なので強引にやり取りした結果ラインブレイク。ハリス15号が切れてしまった。残念だが、やはり串本にはロマンがある。
これを最後にアタリが止まった。次はジギングロッドでジグをしゃくっていると大きなアジが釣れた。30cmオーバーのムロアジだ。このムロアジをエサにしようとハリに付けたとき、電動リールのサオが大きく曲がりサオ立てが外れそうだ。
慌ててサオをつかんで魚とファイト。かなりの引きでドラグが出されたが、うまくやり取りして仕留めたのは1m近いブリ。これを求めて3時間かけて釣行したので、非常にうれしかった。
この1匹が釣りたくてやって来たのだ(提供:週刊つりニュース中部版APC・溝川弘巳)
ムロアジ30cm級連発
これで青物のアタリがなくなったので、小型の胴つき仕掛けにチェンジした。オキアミをまきながらオキアミを付けて落とすとムロアジの群れが回ってくる。オキアミはつつかれてすぐになくなるので、赤青一撃SPグミを小さくカットしてハリに付けた。
先に釣れたのは友人。30cmオーバーのムロアジはとてもおいしそうだ。私もヒットして入れ食いに。カツオも交じり10匹ほど釣れたので終了することにした。
時間は午前8時とまだ早いが、気温が上がり暑くなったし、満足したので帰宅した。その夜にワラサとムロアジを食べたが、かなり脂が乗って絶品だった。
ムロアジは脂が乗って絶品(提供:週刊つりニュース中部版APC・溝川弘巳)
<週刊つりニュース中部版APC・溝川弘巳/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年9月27日号に掲載された記事を再編集したものになります。