ちなみに使用しているのは、3gのジグヘッドと、セブンイレブンのシーフードミックス。このカサゴのヒットは、イカであったと記憶している。エビ、イカ、貝の身と3種の具の中で、何よりもイカがよく釣れる、気がする。
カサゴに嫌われ雑魚ばかり
ここから、まったく思い通りにいかない時間が続く。アジングを始める日没後まで続けたが、本当に雑魚ばかりで、その反応も微妙だ。
まだしもマシなベラ(提供:TSURINEWSライター井上海生)
ササノハベラが釣れたくらいで「おお、まだマシ」と思ったくらいなので、相当なものである。クサフグも釣れたが、別に喜ぶべきことではない。これら雑魚のアタリそのものは、実は少なくなかった。私はこいつら雑魚の釣り方として、「ゲソング」という手を持っている。エステルラインを使って、ごく軽量かつ超小さいハリを装着し、そこに小さいイカゲソをちょろっとつけてやるのだ。そうするとこのような魚もヒットしやすくなり、引きを楽しませてくれる。
ゲソングもアリっちゃアリ(提供:TSURINEWSライター井上海生)
しかし、この日はあくまでカサゴが狙いだった。閑な私にだって魚を選びたい立場にはある。カサゴを狙ってノーマルサイズのヘッドをつけていると、こういうことになった。カサゴの活性が低かったというより、おそらく魚全体がなんとなく気分ではなかったのだろう。
貧果は高水温のせいか
めずらしくこの日の穴釣りはカサゴ1尾(ちなみに本命のアジングもアジ1尾)で終わってしまったので不足感は残る。普通にルアーフィッシングしていれば当たり前のように釣れる魚でそのつどありがたがっていないが、狙いで釣ろうとして殺気ぷんぷんでいくと、こんなこともあるか。仕方がない。あえて理由を挙げるなら、やはり27℃という高水温のせいだろう。これじゃ海中でもさぞ息苦しいはず。
景色はきれいなんだけどね(提供:TSURINEWSライター井上海生)