特に「上げ潮」の場合は、潮が動き出してから1時間後に「激流」へと急激に変化することが多く、タイムリミットが短いと考えておいた方が良いでしょう。
「下潮」の場合も同様の状況になる事が多いのですが、「水位」が下がる傾向では、潮流変化の影響を受けにくかった印象です。
しかし、コレも潮回りに影響されますので、「中潮→大潮」では同じ「中潮」でも、「下りの中潮」とはまるで違うので、特に注意が必要です。
「時合いは短い」と考え、一投一投を大切にする必要がありますから、まさに時間との勝負です。
本命のアコウ登場
今回は事前の調査と、タックルとの相性から、「小潮」をチョイスしてエントリーしました。タイミングとしては、干潮間際の1時間前です。潮流の方向を見極め、狙うポイントを立ち位置より「20m沖」と決めて、キャストしました。
狙うレンジは、ボトムより1mの範囲です。仮説が成立したのか、レンジを直撃出来た様で、良型の「アコウ」がヒットしてくれました。釣り人として、狙って釣果が出るのは、本当に至福の瞬間ですね。
7gのリグで仕留めた「アコウ」(提供:TSURINEWSライター・松永一幸)
潮の流れを把握して釣果に繋げよう
「潮通しが良い」と言うことは、「潮流が早過ぎる場合もある」と単純に言えませんが、そう言う認識で対策しておけば、アジングやエギングが成立しなかった…と最悪のケースは避けられると思います。
しかし、「重めのリグ」で挑んでも、「ボトム」が感知出来ない状況では、まず釣りが成立しない為、(特殊な手法で望めば釣果に辿り着く事もありますが…)やはり、「成立するタイミング」を待つのが得策と思います。
また、「釣れない状況」の時は、その状況を大切な経験の時間として、周囲の「観察」を試みてはいかがでしょうか。
それは、「自分にしか釣る事が出来ない」と言える「ベストなタイミング」を発見できるチャンス到来かも知れませんね。