ローティーは質問に「ありがとう、そう言ってもらえて嬉しいよ」と感謝し、「撮影が始まったころに監督と話し合ったのは、ハービーを“生意気で自信満々の若者”に見せることだったんだ。彼は必ずしも正しい心を持っているわけではない。(ジョーカーの裁判が)テレビで中継されるのを知り、それによって自分のキャリアをアップできると考えている。真実はどうでもよくて、勝利を収めることが彼の全て。そんな会話から今作でのハービー検事像が生まれたんだ」と演技でのこだわりを説明。

山田も「ハリーさんの出しているその雰囲気を大切にしながら声を入れさせてもらいました」と伝えた。

最後にローティーは山田や日本のファンに向けて「日本の皆さんとこうして話せて嬉しいです!見事で壮大な規模感の本作を楽しんでください!これは絶対に大きなスクリーンで観るべき作品です!」と熱いメッセージをくれている。

監督にもインタビューした山田裕貴

山田に会ってすぐに肩を抱き寄せ快くインタビューに応えたトッド・フィリップス監督は「僕はいつも大好きなロンドンでプレミアをやるんだ。イギリスの映画ファンは映画をこよなく愛しているから、ここに来るのは良いものだよ」とこだわりを説明。

山田が「公開が近づいてくるとどんな気持ちになりますか?」と尋ねると、監督は「良い質問だね!僕は過去に数々の作品を作ってきたけど、最終的な結果とは切り離す必要があって、そのプロセスを楽しむべきだと思って過ごしているよ」と率直なスタンスを示していた。

“ジョーカー2”こと『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』は10月11日(金)全国劇場公開。