夕マヅメが近づくと、消波ブロック帯はちょっと殺気立ってくる。というのも、深日の外向きの海はタチウオなど海遊魚がよくくるのだ(ちなみにイルカも常にいる)。そんな人たちの白い目が耐え難いわけでもないが、ま、もういっか、と思って移動した。
港内の足元打ちをスタート。マヅメは活性が高く、ワームよりもメタルジグのほうが反応がいい。これもこの夏のパターンで、深日でも垂水でも同じ。そして、夜になるとワームにも食ってこなくなる。潮の動きもあるのだろうが、どうもこの夏は夜釣りで釣果が出ない。
メタルジグで20cm上追加(提供:TSURINEWSライター・井上海生)
ワームをとりつけたメタルジグヘッドに食ってくるカサゴは、一回り大きい。でかい。正直、ちょっと食いたい。久々に味噌汁とかね…でも調理する手間やクーラーの準備を考えると、やっぱりいいやと思ってしまうのだ。
釣れる釣れる(提供:TSURINEWSライター・井上海生)
そろそろ別の魚への期待も
カサゴゲーム、堪能。10尾を超えた時点で数えるのをやめたが、20尾はいかないくらいか。豊漁といえるだろう。夜になると十分ほど豆アジの回遊が目で見えるほどだったが、常夜灯下にはイワシか小サバみたいなのがついて、アジはどこかへすぐに消えてしまった。夜は小さいメバルが釣れて、納竿。
そろそろ釣り物をかえたい思いもしつつ、せっかくカサゴが順調なので、もう1匹まぐれキジハタが釣れるまでやってやろうかな。何より最近ロックフィッシュに熱いものを感じている。
筆者のジンクスとして専用タックルを作ると釣れないので、自分の手になじんだライトゲームタックルで、イイ場所を見つけながら根魚の魚種も増やしていきたい。また新しい釣りの楽しみができた。
<井上海生/TSURINEWSライター>