しばらくするとウキがピクピクと動き出して魚の反応が。まずはサクッと1本、なんて高をくくってたら、いやこれがなかなか思い通りには……。
ウキがシュッと沈んだり、ゆっくり動いたり、さらには挙動不審にフラフラしたり、反射的に合わせるものの空振り。タイミングがうまく掴めず悪戦苦闘。
何度もチャレンジするうちにドンピシャなのか、たまたまか、すかさずアワセた手元にぐっと重みが!右に左に走るのをいなしながら浮いてきたのは良型のコイ。さすが淡水の王者だけにパワフルです。
さらに、ここぞとばかりにアワセ、かかった!これは大物の手応え、しかし構える間もなく相手に猛ダッシュされてブチーン糸切れ!これはかなりの主が潜んでいるようです。うーむ、クロダイより手ごわい。
どんどんアツくなる
タックルを交換してもらって続行。エサの大きさを変えたり、固め具合を工夫したり、投入ポイントを選んだりとあれこれ工夫してみます。
あとは合わせのタイミング、ただ触ってるだけなのか、しっかり吸い込んでいるのか、迷ってるうちにウキが動かなければ既に針にエサはなく、投入また投入を繰り返す。魚相手はどこでも同じ、どんどんアツくなってきます。
親切なレクチャーでついに本命手中
私の向かいでは親子連れのお客さんがスタッフのお兄さんからレクチャーを受けています。竿の立て方、合わせのタイミング、かかった魚の取り込み方などなど、親切丁寧な対応にお客さん側も本気モード、ふむふむ、私も聞き耳を立てながら奮闘です。そしてひとたび掛かればOK!ファイトを楽しみます。
リールがないのべ竿なので、糸が出せない分緊張感もひとしお。至近距離でのスプラッシュをもろに浴びながらようやく浮かせてネットイン。向かいのお子さんも見事!大きなコイをゲットしていました。
パワフルな巨ゴイをキャッチ(提供:TSURINEWSライター・かにおけ)