甲殻類が豊富な藻場は、隠れ家にもなる絶好のポイントと言える。敷石や岩場があればさらに良い。
水深のある沖堤防
砂地に作られた沖堤防の場合、この堤防自体が絶好の餌場となる上、ある程度潮の流れがあるためカワハギが着きやすい。潮の流れる方向によって釣れる向きが変わるので、当日の潮の状況をよく確認してから釣り座を決定する必要がある。
渡船はルール厳守で(提供:TSURINEWSライター・荻野祐樹)
狙うべきポイント
釣り場を選んだら、次は構えるべき釣り座だ。著者が考える好ポイントを、期待値が高い順に紹介していく。
堤防の角
堤防の先端付近は、潮が左右どちらかに流れていれば、角付近に必ず潮のヨレが発生しているはず。この潮のヨレの中は絶好のポイントだ。また正面から潮が当たっていたり、沖に流れている場合でも、堤防の3面のうちどこかが必ずポイントになる。
テトラや敷石の切れ目
これらの障害物の周辺が砂地になっていれば、そこにカワハギが潜んでいる可能性が高い。積極的に狙いたいポイントだ。
ケーソンの継ぎ目付近
隙間に海水が流れ込んでいる環境なら、この周辺はエサとなる生き物が溜まるためほぼ確実にポイントになる。見逃さないようにしたい。
カーブ付近、堤防の付け根
潮の流れに変化が生まれるため、何もない所よりも魚が溜まりやすい。上記3つのポイントに入れなかった場合は積極的に狙ってみてほしい。
上手くいけばこんな束釣りも可能(提供:TSURINEWSライター・荻野祐樹)
釣果を上げるには場所選びから
これからの時期なら「釣り場のチョイス」の項目で書いたように、どの堤防にもカワハギはいるはずだ。だが正直なところ、「どこに釣り座を構えるか」でその日の釣果は大きく変わってくる、と思ってほしい。
波止の真ん中ではボーズだったのに、先端付近では入れ食いだった…なんて事もある。それほど場所選びはカワハギ釣りにおいて重要な項目なのだ。今回の情報をもとに、是非じっくりと釣り座を選んでみてほしい。きっと良い釣果に巡り合えるはずだ。