栄養状態を手軽にチェックできるという尿検査キット「栄養コンディションチェッカー」を、株式会社ユーグレナと株式会社ユーリアが共同開発しました。
独自の試験紙を用いて、検査を実施。その試験紙をスマートフォンで撮影することで、栄養コンディションをAIが検出・判定します。
その詳細情報や判定結果は無料でダウンロードできる専用アプリで通知されます。結果だけでなく、健康状態にそって医師監修の栄養コラムや管理栄養士のアドバイスが閲覧できるそうです。
AIが健康状態を判別
栄養コンディションチェッカーでは、全体的な栄養バランスを表示するという総合スコアにあわせて、カルシウム・マグネシウム・ビタミンC・亜鉛・鉄分・塩分・水分・糖質・脂肪燃焼・酸化ストレス・野菜摂取・アルコール摂取の12項目を10段階で確認。
ただし、鉄分については、利用者が回答するアンケートをAIが分析した推定値が表示されるそうです。
このキットでの検査結果の精度は、「従来、医療機関で利用されている検査と比較して平均90%以上の一致率」だとされています。
全国のドラッグストアで販売
管理栄養士によるアドバイスは、不足している栄養素を補うために一緒に摂るとよい栄養素や量、おすすめの食材、料理などを紹介。食生活を改善するために活用されることを目指しているそうです。
栄養コンディションチェッカーの共同研究は2023年4月から始まったといいます。
研究の結果、従来簡便な測定が難しいとされていたという亜鉛の分析が可能になったことから、2024年5月、この製品を法人向けに先行販売。9月から全国のドラッグストアや総合スーパーなどで税込価格2,398円で一般販売しています。
<参照>
日本初!※1カラダの栄養状態を2分で可視化する尿検査キット「栄養コンディションチェッカー」を全国のドラッグストアで販売開始