青物のおもしろさは、釣り方が様々なところです。沖での撒き餌が禁止されている多くの瀬戸内海では、エサ釣り以外で色々楽しめます。

ルアーゲームのジギングにキャスティングでのダイレクトなアタリと引きは、青物との一騎打ちの感覚です。ジグで誘って喰わせた!やキャスティングで表層にしぶきを上げて喰ってきて、いきなり力強く走る、ともにおもしろく好きな釣りです。

落とし込み釣りに活きアジを使ったのませ釣りともに、活餌を喰わすというワクワク感です。活きエサが逃げる前アタリから、それを喰ってから反転していく本アタリ、サオ先が突っ込むという表現を使うほどに、手持ちのサオが強引を溜めこみます。活きエサならではの、緊張感が出るドラマが、この釣りです。

チョクリ釣り。チョクリ仕掛けというビニール片のサビキのような仕掛けです。勿論、ハリスは8号以上で強引に耐えます。ベイトがシラスなどで小さい時や、ジグで喰い渋る時に効果があります。

特にシラスの群れを喰っている丸々としたおデブなハマチ狙いには、効果絶大です。5本ハリに5匹なんてのもあり、とんでもないことになることがあります。

次回の釣りは、どんな釣り方で狙うかと考えるだけでも、楽しくなれる青物狙いです。

アジも釣りのターゲット

アジ。マアジとマルアジの群れが果敢にエサを食べる秋、専門で狙うボートも多くいます。サイズは、尺寸(30cm)以上狙うことで、独特のグングンというアタリから引きが楽しめ、おいしいアジのたたきが晩ごはんになります。

水深50〜80mの深場の底層で、派手なサビキ仕掛けを使って待ち受けます。オモリを引きずると釣れず、風に弱いボートでは弱風の日が狙い目です。食べたい釣りたいの順番の狙いものです。

食欲と釣り欲を満たす秋のボート釣り【兵庫・播磨灘北部】初秋の代表的ターゲットを紹介アジ(提供:TSURINEWSライター・丸山明)

初秋の狙いもの:シロギス

シロギスは、近年型物が少なくなり15cm前後が平均になってしまいましたが、独特のブルルンルンルーンというアタリを気持ちよく味合わせてくれる好きな釣りです。