自賠責保険は、車を登録した人は必ず加入する強制保険です。交通事故で他人を死傷させた場合の賠償責任をカバーします。
保険料金は、主に以下の項目で変動します。
軽自動車が最も安く、普通自動車、大型車の順に高くなります。また、営業用車両は一般的に走行距離が長く、事故リスクが高いと見なされるため、自家用車よりも高額です。
ヴォクシーは3ナンバーの自家用乗用車ですので、自賠責保険もそれほど高くありません。この場合、
自賠責保険額は車種よりも保険期間によって変動します。
自家用乗用車の場合、保険期間は37カ月から1カ月の間で選択できます。本土の場合、37カ月なら24,190円、1カ月では5,740円です。保険期間が長いほど、ひと月当たりの金額は安くなります。
重量税は、車両の重量に基づいて課税されます。車両が重いほど、税額は高くなります。
しかしエコカー減税制度が適用される車種では、税額が軽減されています。ヴォクシーの場合、ハイブリット車は100%減税が適用されます。
該当するのは、以下のグレードです。
- S-Z(ハイブリッド車・7人乗り)
- S-Z(ハイブリッド車・7人乗り・E-Four)
- S-G(ハイブリッド車・7人乗り)
- S-G(ハイブリッド車・7人乗り・E-Four)
- S-G(ハイブリッド車・8人乗り)
重量税額の違いについては、のちほど詳しく見ていきましょう。
整備料金は、車検時、最も変動が大きくなる費用です。主に、以下の要因が影響して金額が変わります。
①車体の状態定期的なメンテナンスを行っている車は比較的低コストで済みますが、整備不良や長期間メンテナンスを怠った車は高額になる傾向があります。
②車の年式古い車ほど部品の劣化が進んでいる可能性が高く、交換が必要な部品が多くなります。
③走行距離距離が長いほど、消耗部品の交換が早く必要になります。特にブレーキパッドやタイヤなどは、走行距離に応じて交換時期が早まります。
④整備を行う場所ディーラーの車検は高額ですが、純正部品を使用し、メーカー指定の整備を受けられます。
一方専門店やガソリンスタンドでの車検は比較的安価ですが、使用する部品や整備の内容は簡易的になる傾向があります。
ガソリン車の場合、オイルフィルターやブレーキパッドなどの消耗品は数千円で交換できますが、バッテリー交換には数万円かかることもあります。
ハイブリッド車では、ハイブリッドバッテリー冷却ファン清掃や回生ブレーキ付きブレーキパッド交換などが必要です。結果的に
ガソリン車よりも整備費が高くなる傾向があります。
劣化したパーツは、定期的に交換する必要があります。同じ車に長く、たくさん乗るタイプのオーナーは、購入の際、メンテナンス費用もあわせて計算しておきましょう。