操船中は、緊張で感じなかったものが、岸に近づき安心エリアに入り一息入れると身体が寒く感じ、濡れたシャツが冷たくなっています。思い出したようにダウンパーカーを着て、その暖かさにホッとしたことを覚えています。

天候の急変は、寒気の塊が襲来することで生じますが、結構細かい時間単位の海の予報でも、表現ができないような思いがけない天候急変に気温低下が、海上では起きます。雷様がへそを取るという理論です。

もう古い安物ですが、海では万が一があり、備えあれば憂いなしなのか、こういうことなんだと、先輩の教えをありがたく思いました。

「夏でも防寒対策が必要!」ボート釣りに年中ダウンパーカーを用意しているワケとは?ボートの釣りではダウンパーカーの備えを(提供:TSURINEWSライター・丸山明)

パーカー以外にもあると救われるもの

ボートで役に立つではなく、ショアも突然の前線襲来の気温低下の豪雨も同様です。雨具だけでなくダウンパーカーが車のどこか隅っこにあればです。

おんぼろになった古いダウンをボートに積んでいます。薄いのと分厚いのと2着あります。真冬は、防寒に着て釣りで少々汚れても気にならないお古です。それを夏でもそのままに積んで、標準装備です。ガサばらずに小さくできるのもダウンの特徴ですから、都合が良い代物です。

それが、次第に薄汚れてきて、薄手はは自分で洗濯して、分厚いのは季節外れのセールのクリーニングに出しました。ともに、きれいになりボートのキャビンにそのまま積んでいます。随分と長持ちします。

それにもうひとつ、Tシャツとパンツと靴下、捨てる一歩手前のボロを常備。意外に役立ち、濡れた時に着替えると救われるようなことがあります。寒いのは危険ですし、濡れたら気持ち悪いし、法定備品ではないですが、夏の汗かきの着替え以外に、これらもボートとクルマにあると役に立ちます。

古い先輩諸氏は、ある意味の小心者が多く、ノウハウを経験から培っています。口に出さなくても怖い思いをされたことが礎になられているようですし、私もそういう年になってきたようです。