ここから、今回のメインターゲットである遡上してきた天然鮎を狙います。強い流れの中に何匹も群れているのが偏光グラスを通してよく見え、サイズも小さく群れで行動していることから天然鮎の遡上組だと判断しました。先ほど釣れたポイントにキャストし、着水後にリールを巻いて流れに乗せつつ、岩よりも手前の流れの中までルアーを泳がせると、体当たりするアタリがありました。元気な天然鮎がここで掛かりました。
釣れると群れが散ってしまい、流れの中から鮎がいなくなるのがわかります。ただ、少しポイントを静めると、10分ほどでまた鮎たちが戻ってきました。同じ方法で狙うと、再び元気に掛かってくれます。ココの狙い方が分かってきた気がしました。しかし、今日は10時には帰宅しなければならないため、駐車場までの歩きを考慮すると9時30分には終了予定で来ていたので、この待ち時間が辛いところです。
上流にアユイングをしている人が入り、さらに下流には友釣り師が入ってきて、このポイントから上流も下流も行けなくなったため、ここしかない状況に。しかし、鮎は素直なもので、散ってもまた戻ってきます。ポイント選びが良かったのか、戻ってきた鮎を狙うと1投で再び元気に掛かります。流れに乗って泳いでくれるルアーなので、流れの中でステイに近いリトリーブが効果的でした。このまま昼間でも鮎が残っているポイントなのか確認したいところですが、今回は短時間しか釣りができないのが残念です。
釣り終了&振り返り
5匹釣れたところで9時30分になり納竿。下流に向かい駐車場に戻る際、友釣り師さんと会話をすると、友鮎よりも小さな鮎が多いから釣れないと言っていました。やはり天然鮎はサイズダウンしたルアーが良かったのだと感じました。
また、減水した川では水温が少しでも低い深場で流れのある場所に鮎がいると予想していたのが正解だったため、今後の狙い方の参考になる釣行となりました。