麻痺性貝毒を持った貝を外見から判断することは残念ながら不可能です。また、麻痺性貝毒は加熱しても無毒化しないことから、摂食しないことが望まれています。

そのため、日本では定期的に有毒プランクトンの監視及び、重要貝類(アサリやホタテガイなど)の検査を行っています。数値の測定の結果、4マウスユニット/グラムを超えたものは出荷が規制されるようです。

我々が普段、安全な貝を食べることができるのは有毒プランクトンや重要貝類のモニタリングが行われているからなのでした。そのため、基準値を超えてしまうと今回のように出荷規制されてしまうのです。

<前田/サカナト編集部>