九州地方のアユも終盤を迎えた。ことしは雨不足(8月後半現在)で、貧果の日も多く、おとりアユを持ち帰ることもしばしば。今回は「アユの酢ぬた」を紹介する。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松田正記)
おとりアユとは
おとりアユとは、アユ釣りの際に使う生きたアユのこと。縄張り意識の強いアユは、よそから入ってきた個体を追い払う習性があり、おとりになったアユに猛アタック。この時、釣りバリに引っ掛かってしまう。これを利用した釣り方を「アユの友釣り」という。
下処理
持ち帰ったアユは表面の滑りをとる。軽く塩をして水道水を当てながら、洗うといい。
まずは下処理(提供:)
3枚おろし
滑りをとったあとは頭とワタを取り、3枚におろす。次に腹骨を削ぎ落し、食べやすい大きさにカット。あとは霜降りにしておく。
食べやすい大きさにカット(提供:TSURINEWSライター松田正記)
酢ぬた作り
霜降り後は、酢ぬた(酢みそ)作り。割り下は酢1、みそ1、砂糖1、わさび少々。好みで調整する。
霜降りにする(提供:)
仕上げ
仕上げは魚にぬたをかけるだけ。みその効果なのか、天然もの(天然アユ)に引けを取らない風味豊かな味に大変身。まさに秋の味覚だ。
<松田正記/TSURINEWSライター>