浮き袋をもつ魚ももたない魚も、それぞれの生活環境に適応するためさまざまな身体機能を進化させて、水中での生存を確保しています。肝臓に油を蓄える、休みなく泳ぎ続ける、体の組織を適応させるなど、その生存戦略は種によってそれぞれ異なります。
一見、水中をゆったりと優雅に泳いでいるようにみえる魚たち。しかし実際は、浮力の調節のために各々が人知れぬ工夫をしていると思うとなんだか感慨深いですね。
<糸野旬/サカナトライター>