仕掛けを投入し、今の時期なら10秒待ってもアタらなかったら、違う場所へ打ちかえていく。魚がいない所でアタリを待っていては、時間の浪費となる。デキハゼ狙いで小さなハリに小さいエサを使っている時のアワセは、竿先の動きを見てコツコツというアタリでの即アワセが基本。名人と呼ばれる人たちは、アタリ前のモタレを感じてアワセを入れるという。これが夏ハゼの数釣りのキーポイント。
食い渋っている日やヒネハゼ狙いで大きいエサを使っている時は、早アワセをせずにアタリから竿先がキューンと引っ張られた時点で聞き上げるように竿を立てる。グングン、グ、グ、グンという引きが伝わればさらに竿を立てて魚を引き寄せる。手応えがなければ、仕掛けを同じ場所に沈めて再シグナルを待つ。魚が掛ったら竿を立てて、振り子のように魚を自分の手元に納めるのが基本。これがスムースになれば手返しがよくなり、自然と釣果が伸びる。
ボートハゼの注意点
江戸川放水路は川岸にアシなどの草が生え、自然景観から癒しをもらえるハゼ釣り場。都心から車あるいは東京メトロ東西線で行ける便利さも魅力だ。
熱中症予防
氷と飲料水は最低1.5Lずつクーラーに入れて持参したい。
補助用品
ボートには乗合船のような設備がないことを考慮して釣行の準備を進めないと不自由な思いをするし、思わぬ大物を取り逃がしたりする。折りたたみバケツ、柄の短いタモ(トラウトフィッシング用のランディングネットが使いやすい)、座り心地がよく風が吹いても飛びにくい重量を持つクッションなどを持参すると快適な釣りが楽しめる。
おすすめ船宿紹介
江戸川放水路のハゼ釣りのおすすめ船宿を紹介しよう。
大沢遊船所
その見た目を裏切らない優しい物腰で接客してくれる店主・大沢明さんが営む船宿。店主のファンが多く、四半世紀以上通う常連たちからは息子のように慕われ、元気いっぱいのちびっこアングラーからは頼れるお兄ちゃんのように親しまれている。