小久保玲央ブライアン 写真:Getty Images

 2024年9月からFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選を戦うサッカー日本代表「森保ジャパン」。GK鈴木彩艶(パルマ)とパリ五輪U23日本代表GK小久保玲央ブライアン(シント=トロイデンVV:STVV)の招集、ポジション争いが期待されるなか、日本代表OBが小久保の過去に言及している。

 AFC U23アジアカップ兼パリ五輪予選、五輪本大会で大岩ジャパンの正守護神として活躍していた小久保。グループステージのマリ戦でPK失敗を誘発したほか、好セーブを連発したことにより、Xで「国防ブライアン」がトレンド入りするなど、同選手のパフォーマンスが反響を呼んでいた。

 それだけに、8月29日に中国戦とバーレーン戦の代表メンバー発表会見を控えるなか、ネット上では小久保のA代表招集を求める声が。日本代表OBの城彰二氏も27日に自身のYouTubeチャンネルを更新すると、「パリ世代からA代表に推したい選手」にFW細谷真大(柏レイソル)、DF高井幸大(川崎フロンターレ)、MF藤田譲瑠チマ(STVV)とともに小久保を指名。パリ五輪における守護神のパフォーマンスについて、以下のように私見を述べている。

 「プレーを見ているなかでも、安心感がある。(スペイン戦の失点シーンで)闘莉王は怒っていたし、ちょっとミスかもしれないけど、トータルで考えたら本当に守備範囲が広いし、足元もうまい。反応も速い。身長も高い。すごく良いゴールキーパーだなと思う。鈴木彩艶とか色々いるけど、競争させた方が良い」

 また同氏によると、日本サッカー協会(JFA)は過去にも小久保のA代表招集を検討していたとのこと。「実は、JFAはもっと前に(小久保を)A代表に招集しようかという話があった。裏情報で聞くと、自チームの時(ベンフィカ在籍時)に、試合に出ていなかった。控えGKとして過ごしていた時期が長かったから、招集しないみたいな。もしかしたら、早々に招集されていたかもしれないし、それくらいの逸材」と、JFAや小久保の内部事情を明かしている。