睡眠不足で真夏の釣りをすること自体が非常に危険だ。釣りは体力を使う遊びだが、キャストを繰り返すルアーフィッシングなどはもはやスポーツだ。しっかり睡眠を取って体調を整えることはケガや熱中症の対策にもなることを覚えておこう。

その他の危険

最後に番外編として、先に上げた危険以外にも少し触れておこう。野池のバスフィッシングや河川のシーバスフィッシングなどでマダニ以外で怖いのがスズメバチだ。年々猛暑で活動時期が早まっているので注意が必要だ。こちらも蚊取り線香やハーブ系の虫除けが有効だが、他の虫ほど効果はないので見かけたら離れる方が無難だ。

その他にも刺されると数日してから猛烈な痒みがやってくる厄介なヌカカという小さな虫もいるので、万が一刺されたときのために虫刺されの薬も持っておこう。また、暑くなると危険な人物が釣り場をうろついている場合があるので、特に夜釣りの際は周りに十分気を配ろう。 地球温暖化に気候変動、釣り場を取り巻く環境は激変期をむかえている。こうしたことを考えると、後どのくらい地球で釣りができるのだろか?などと考えてしまう。魚は減り危険は増える。その中で変わらず釣りを楽しむためにも危険回避の知識を知っておくことは重要なのだ。

<宮坂剛志/TSURINEWSライター>