魚の成長スピードを知ることでキャッチアンドリリースの目安を自分の中で持つことができ、「この魚は成長が遅いから小さいサイズは逃してあげよう」「卵を持っているから逃してみよう」などという環境に少し配慮して新しい釣り方が楽しめるかもしれませんね!

釣りをしながら夏休みの自由研究のススメ【魚の鱗(ウロコ)で年齢を考察してみよう】マゴチ手中(提供:TSURINEWSライター杉浦永)

魚の入手方法

魚の入手方法は大きく分けて2通りほどあります。

まずは自分で釣りに行って魚を獲ってくる方法です。魚を釣りに行くことで自由研究のボリュームやクオリティも上がる事は間違い無いですが、「この猛暑に釣りに出かけるのは心配……」という方は近くのスーパーに行って魚を買ってくるという方法もあります!スーパーなら魚を選ぶことができますし、熱中症の心配もないので親御さんとしても安心です。

鱗を採取して乾かしてみる

魚が手に入ったらウロコ掻きでウロコを採取していきましょう。まずは鱗の模様がよく浮き出るように直射日光に当てて乾かしていきます。

釣りをしながら夏休みの自由研究のススメ【魚の鱗(ウロコ)で年齢を考察してみよう】魚の鱗(提供:TSURINEWSライター杉浦永)

夏の時期はすぐにウロコも乾くので30分も置いておけば滑りも魚臭さも減ってカピカピの鱗が出来上がります!

鱗の輪模様から年齢を推測しよう

今回はチヌのウロコを採取しました。縦シマ模様が浮き立っていますが、私たちが確認したいのは木輪のような柄!よく観察してみると横向きにも3本ほどのうっすらとした柄が見えます。

釣りをしながら夏休みの自由研究のススメ【魚の鱗(ウロコ)で年齢を考察してみよう】チヌのウロコ(提供:TSURINEWSライター杉浦永)

個人的にはこれが年輪ではないか?と思い、3本見えることで3年半ほど生きているチヌではないかと思いました。

自由研究するための魚種選択

マゴチやイワシなどは鱗がかなり小さく、人間の目では見れてもスマホのカメラで撮るのは難しい場合もありますので、対象とする魚はブダイやチヌなどの比較的に鱗の大きい魚をお勧めします。

釣りをしながら夏休みの自由研究のススメ【魚の鱗(ウロコ)で年齢を考察してみよう】チヌ(提供:TSURINEWSライター杉浦永)