8月17日に東京の町田GIONスタジアムで行われた2024明治安田J1リーグ第27節でジュビロ磐田と対戦し4-0で勝利した町田ゼルビア。FW藤尾翔太がPKを蹴る直前に度々行う「ボールへの水かけ」がネット上をざわつかせている。
今シーズンJ1初挑戦の町田に完全移籍した藤尾は、現時点で9ゴール1アシスト(うち3ゴールはPK)をマークしチームトップスコアラーとなっているほか、今夏のパリオリンピックでは日本代表として2ゴールを挙げている。そんな藤尾が、観客やネット上をひときわ盛り上げた“シーン”がある。
町田が3-0とリードして迎えた後半11分、藤尾のクロスが磐田DFハッサン・ヒルのハンドを誘発し、VARでの介入を経てPKを獲得。キッカーを務める藤尾がゴール横で口にした給水ボトルからボールに水をたっぷりかけると、町田サポーターからは「待ってました」と言わんばかりの大歓声が起こった。
これに対し高崎航地主審は濡れたボールを抱え、ボールパーソンに交換を要求。新しいボールをペナルティースポットに置いた。町田の選手達が抗議するも試合は再開し、藤尾は“乾いたボール”をゴール右隅に沈め、スコアは4-0となった。
このシーンについてXでは「ただのゲン担ぎかもしれない」「ルールの範囲内なら勝つために試行錯誤をするのは自然なこと」と肯定的な意見がある一方で「スポーツマンシップに反しているのでは」「子どもたちに悪影響が出る」などの意見が出ている。