一方、小林製薬の事業譲受の目的は「多角化」だった。
小林製薬は、事業譲受した16年から紅麹販売に踏み切り、
だが、現場の管理ノウハウまで継承できたのだろうか。
小林製薬の紅麹の培養期間は「50日」。
製薬会社か日用品メーカーか
「『あったらいいな』をカタチにする」
簡潔でわかりやすい。小林製薬の強みは広報だ。
だが、今回の紅麹問題で弱みが露呈した。品質管理である。
8月8日の会見で小林製薬前社長 小林章浩氏は以下のように述べている。
「ただ品質を求めながらも、利益を求めていた。そこは反省点だ」
品質と利益、どちらを重要視していたのか。
【注釈】
※1 消費者庁第2回「機能性表示食品をめぐる検討会 公益社団法人日本通信販売協会 2024年4月24日
【参考】
紅麹、コレステロール低下で注目 小林製薬16年から事業|日本経済新聞
小林製薬の紅麹、公表まで2か月…供給受ける食品・
小林製薬『紅麹』 通常の3倍以上の培養期間、製造設備老朽化 見えてきた”予期せぬ物質”発生の可能性|関西テレビニュース