そんな折、先輩から送別の品として渡されたのがこれであった。「こんなもの貰っていいんですか?」と咄嗟に言葉が出てしまうくらいには嬉しかった。

使ってみた使用感としては、使用方法が本当に針外しでしかないのだが便利な代物である。魚がかなり暴れまわったとしてもしっかりフックにグリップするので外れにくく、魚の口の奥にハリがあっても掴みやすい。持っていれば間違いなく便利である。

釣りスタイルを加味したタックルバッグ

釣り人にはそれぞれ釣りのスタイルがある。私は釣れない場所はすぐ見切ってランガンするスタイル。また、ルアーをたくさん携行するタチで、どうせ数種類しか使わないのは自分でもわかっているが釣り場に立たねばどんな状況かわからないので持ち得る武器は全て持っていくというスタンス。結果荷物がどんどん膨れ上がっていくので大容量のバッグが必要になる。さらに装備品もプライヤーやら、糸くず回収機やらメジャーやらと色々付けるのでD環が何個も付いているタイプがいい。

元釣具屋店員が【プレゼントされて本当に嬉しかった釣りアイテム3選】タックルバッグ(提供:TSURINEWSライター檜垣修平)

そういったニーズに応えるかのようによく一緒に釣りに行く友人が、私の擦り切れて色褪せ、ボロボロのカバンを見かねて新しいバッグをプレゼントしてくれたのである。D環たくさん、大容量収納スペース、しかもD社(私はD派である)製だ。以前使っていたバッグは後付けのロッドホルダーが付いていたが貰った品はロッドホルダー標準装備だ。友人、感謝である。

<檜垣修平/TSURINEWSライター>