黒田剛監督率いる町田ゼルビアは、今月7日に行われた明治安田J1リーグ第25節のセレッソ大阪戦で0-0と引き分け。ファウル数の多さによる“町田批判”を巡り賛否が湧き起っているほか、古巣対戦となったパリ五輪U23日本代表FW藤尾翔太の振る舞いも議論の対象となっている。
プレー強度の高さ、球際に激しく当たるスタイル、ロングスロー、ロングフィードからの縦に速い攻撃を武器とする町田。リーグ再開初戦では、藤尾や名古屋グランパスから完全移籍加入の日本代表MF相馬勇紀がスタメン出場もゴールを奪えず。ボール支配率が相手を下回るなど、得意の形に持ち込んだ一方、ファウル数は20。退場者こそ出さなかったものの、イエローカードを3枚貰った。
X上では、インターネット動画配信サービス『DAZN』の中継映像の一部が切り取られる形で、71分経過時点でのスタッツが拡散。ファウル数が18とC大阪の3倍以上であるだけに、「やはり荒いな」「支配率に対してのファウル数がハンパない」「パリ五輪のパラグアイ代表みたいだな」といった否定的な意見が挙がる一方で、「町田だからって指摘するのはおかしいと思う」「町田に関する不毛な議論は要らない」という声も。同日開催の東京ヴェルディ対サンフレッチェ広島、京都サンガ対名古屋グランパスで、広島と京都のファウル数が20以上であることを指摘するファン・サポーターも見受けられる。
一方、帰国初戦でフル出場の藤尾は、GKキム・ジンヒョンがボールをキャッチした直後、相手GKの側に立つなど、執拗なチェックでカウンターを遅らせている。また一部SNSユーザーの間では、藤尾の古巣サポーターに対する挨拶の有無を巡り、議論が白熱。「挨拶来ても拍手する必要ないだろ」「次からはブーイングかな」といった批判や誹謗中傷メッセージも見受けられている。