「究極のこども映画を作りたい」という発想と監督自身が子供の頃に好きだった、スパイごっこやボードゲームの延長線上にある作品として創り上げられた。そういった原体験的な遊び心を基に、無邪気かつ大胆に行動する登場人物のわんぱくな姿は、観る者を「彼らの一員になりたい」と没入させ、かつての自分を重ね合わせた大人達の好奇心を刺激する。

魅力的なポスタービジュアル
© RILEY CAN YOU HEAR ME? LLC

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そんな本作のポスタービジュアルは、青空の下でモーターバイクにまたがって空気銃を勇ましく構える“不死身のワニ団”3 人と、不思議な力を持つ魔女の娘・ペタルの姿を主軸に、ママのためのブルーベリー・パイをさりげなくあしらったカッコかわいいデザイン。そして解禁された予告編には16mmフィルム特有の画面の中で暴れ回るキュートな悪ガキッズと孤独なペタルが友情をはぐくむ、ほのぼのしたシーンも盛り込まれる。

「好奇心を忘れてしまった大人を狙い撃ち」 というナレーションのとおり、誰もが心を掴まれてしまうこと間違いなしの『リトル・ワンダーズ』は10月25日(金)より新宿武蔵野館ほか全国公開。

ウェストン・ラズーリ監督からのメッセージ

誰もが「この世界に住みたい」、「彼らの一員になりたい」と思うような世界観をもつ、究極のこども映画を作りたかったんです。物語の出発点には、私が子供の頃に好きだったスパイごっこやボードゲームがあります。

特に後者に関しては、よく遊んでいた年代物のボードゲームが、シンプルながら絵やデザインが凝った物で、子供ながらにとても魅力を感じました。その一方で「ジュマンジ」のような雰囲気もあって、一度ゲームを始めたら、ゴールするまで終わらない呪いのような引力もあります。まさにそんな映画を作りたかったので、本作の世界観に影響しています。

また、自分が育ったユタ州で撮影できたのも、子供の頃を思い起こしながら創作できた理由の一つで、劇中に出てくるスーパーマーケットは、実際に私が子供の頃によく通っていたお店です。

作品情報