拾い釣り
釣れる間に数を稼ぎたいが、水潮か濁りか、はたまたその両方の影響か今一つ数が伸びない。投げればほぼ毎投釣れるのだがどうやっても4匹以上の連掛けができない。私は針数を3本まで落として手返し重視に切り替え。多少は飛距離も出しやすくなり、探れる範囲も広くなるかもしれない。
後輩は相変わらずアタリがあまりわかっていないようだが、こんなに一度の釣りで魚を沢山釣ったことはないと感動。こちらとしては嬉しい限りだが、今後に繋げるためにはアタリを感じれるようになって欲しいところだ。少しずつ渋くなる感覚がある中、私はフルキャストで長い距離を探ることで、対応できたが、飛距離が不利な後輩はついに全く釣れなくなってしまった。
移動は無理と判断
キスは足で釣るのが定石であり、小移動や釣り場自体の移動も考えたが、サーフで満員状態。堤防は十中八九無理だろうし、他のサーフも場所が取れるか怪しい。
マヅメは終わったが、もう少し潮が満ちた頃でもう一度時合いがくると読んで同じ場所で粘ることに。
時合い到来でキス連発
しばらく耐えの時間に入り、それと同じ頃空を覆っていた雲が切れ始め気温が急上昇。何もしなくても汗が流れ出る。そんな物理的にも苦しい時間が続いたが、それでも諦めない後輩に良型キス!アタリもしっかり掴めたようだ。キス釣り以外にも言えるが一度ヒットの感覚がわかると、あとはそれの繰り返しと応用になる。生き物とは魚とは面白いもので、別の距離を攻めていた私の竿にもほぼ同じようなタイミングでアタリが戻ってきた。
満ち潮に合わせて魚が手前に寄ってきたのか、ちょい投げの飛距離でもキスがよく出るように。先の良型でコツを掴めた後輩はピンギスでもしっかりアタリを捉えてキャッチまで持ち込めるように。キス以外にも活性が上がったのか、ヒイラギやセイゴ、ヒゲソリダイの幼魚(と思われる)なども続々とヒット!暑さが本格化する前に納竿とした。
最終釣果
私の釣果はシロギスが体感で40匹強。そのほかにゲストが10匹程度の釣果だった。シロギスはピンギスが多く、針を飲んでしまった個体以外はリリース。持ち帰りは26匹だった。後輩も初心者ながらシロギスを20匹程度釣り、濁り・水潮の中で充分奮闘したと言える。後輩もリリースしたピンギスが多かったので、私の釣果を適当に一掴みプレゼント。これにて解散となった。
後輩からはこんなに釣れたのははじめてだし、是非またやりたい。とのこと。これほど嬉しい言葉ないだろう。釣れるところで適切な仕掛けを使うことの大切さを教えることができた。場面場面での適切な仕掛けはこれからその都度教えていきたいところだ。
キスの天ぷらを堪能
釣果は定番の天ぷらに。良型の骨もじっくり揚げて骨せんべいにしていただいた。食味は当然最高。今回はやらなかったが、揚げ物や刺身のほかに煮付けもキスはうまいので試して欲しい。