釣り人には好みの狙いものが様々ですが、ここでは、関西ローカルの明石沖、高砂沖から家島諸島の播磨灘北部でのボート釣りの狙いものをお話しします。旬も様々ですし、最盛期や釣り船の狙いとは違う場合もありますが、私が食べたい魚です。釣って食べたいという食いしん坊要素が入っている少しニッチな盛夏の狙いものです。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・丸山明)
播磨灘のボート釣り:盛夏の狙いもの
梅雨明け十日という太平洋高気圧に覆われる安定した夏空が広がれば、暑いなりにボート釣りに安心なお天気になります。雨天曇天から晴天のピカピカになり、魚たちの活性も一気に上がります。さあ、何から狙いましょうか。
盛夏の播磨灘でのボート釣り
梅雨期の雨で川は増水して、多くの栄養分を海に送ります。鬱陶しい雨天が続くのも、その後の海の活性のために我慢です。栄養分がプランクトンを育み、甲殻類や小魚が増えるという食物連鎖を生み出しますので、梅雨の雨は大事です。
甲殻類が増え、マダコの活性が上がります。また、イワシの群れの回遊を追いかけ青物が播磨灘にやってきます。若魚のツバスからハマチが最初は主体で、そうそうそれにマルアジも動きます。プランクトンとイワシが夏の海の盛り上がりを作ります。
昨夏は、酷暑と言われた8月に海水温が急上昇して、内海の播磨灘各所で28℃超になり、イワシが避暑に出てしまい見当たらない時期がありました。今年も酷暑予想が出ていますが、辛い日中を避け早朝の釣りですね。
狙いもの:マダコとシロギス
酷暑なら早朝の涼しい時間に肴を釣って帰る短時間勝負のマダコとシロギス
マダコの最終戦はいかがでしょうか。昨年は、7月になると不調になり、早々に切り上げました。
個体数の激減は間違いないので、おいしいマダコ、釣って面白いマダコですが、釣況の見極めが必要です。本来ならば、梅雨後半は、なかなか良いハイシーズンですから期待をしたいです。
シロギスは、ハイシーズンです。雨の濁りを嫌いますので、大雨のあとは避けます。そして、梅雨が明ければ、サイズは小さいながらも、朝3時間の釣りで30匹を目標に狙います。
まあ、数を釣るのは、シロギスと小アジくらいなもんで、小さいからたくさん食べたいです。それでも、あまり数にこだわると大人げないですから、気を付けましょうね。
どちらも、朝の潮の良い日に涼しい時間帯に釣りをして、早々に晩ごはんの肴を持って帰宅するパターンです。今年は、このシロギス釣りの奥の深さにはまっています。