「写真でしか見たことがない、トロピカルカラーのシイラを釣ってみたい」と思っていたところ、念願が叶って相模湾平塚の船宿へ釣行しました。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 石坂衣里)
シイラキャスティング釣行
当日の乗船アングラーは11人。そして、その倍の数はあろうタックルがずらり。ベテランが多かったこともあり、硬さの異なるロッドを数本持ち込む人がほとんどで、それぞれに異なるルアーがセットされています。
同じルアーばかりに反応するわけではなく、トップウォーターやダイビングペンシルにジグ、ポッパーなど、活性や状況に応じてローテーションさせ、魚を飽きさせないようにするのがバイトを継続させるコツみたい。
私が持参したタックルは、専用ロッドに中型スピニングリール。ルアーを遠くへ投げることができないので、重めのミノーをチョイス。ルアーフックはバーブレス(ハリのカエシをつぶす)を徹底します。バレたとき、ルアーが飛んできたり、魚をハリから外すときに暴れられて、手などにフックが刺さる可能性があるからです。帽子とサングラスは、飛んでくるルアーから身を守るための必須アイテム。できれば服も長袖が安心ですね。
1投目でシイラがヒット
出船して沖に向かうと、みなさん船の先端にズラリと並んでナブラ探し。初めて見る光景にビックリです。
最初に狙ったポイントはパヤオ周り。パヤオとは海面に設置された浮き漁礁のことで、シイラはこういう場所に着いているみたい。釣り人も心得たもので、パヤオが見えると一斉に近くへルアーをキャストして、リトリーブ開始。
私は圧倒されてしまい出遅れ。まずは、どんな釣り方をするのか見学。すると、「きた~っ」と、あらちこちらでヒット。私はどさくさに紛れて、邪魔しないようにちょっとだけ投げ込み。ただ巻きしていると、まさかの1投目でヒット。激しい水面でのジャンプと、強い引きに大興奮。ジーと出ていくリールのドラグ音は気持ちいいけど、まずは釣り上げたくて「バレないでよ~」とハラハラドキドキ。
魚を寄せてくると、船長が隣で大きなランディングネットを構えながら巻くタイミングを指示。ドタバタでしたが、無事に念願のシイラをネットイン。「やったぁ~」