1トンのCO2除去コスト100ドル以下が目標
DACに限らず、CDR技術の課題はコストがかかることだ。World Economic Forumの記事によると、DAC技術が普及するためには、1トンのCO2除去コストを現在の600~1000ドルから200ドルに下げる必要があるという。Equaticはこのコストを2030年までに100ドル以下にすることを目指している。
同社の取締役会長Edward Muller氏は「利用しやすく、費用対効果の高い恒久的なCDRソリューションの必要性について、世界中の行政機関が声を大にしている。当社の商業規模施設はこうしたニーズに直接応えるものだ」と述べた。
環境問題への取り組みが政府・企業に求められる時代にあって、Equaticのプロジェクトには世界中から注目されることになりそうだ。海に囲まれた日本としても、DOC技術はもちろん同社の技術を参考にできるのではないだろうか。※DOC技術によるCO2循環システムを実現させた米企業Capturaは2021年にカリフォルニア工科大学で設立されたスタートアップ
参考・引用元:Equatic
Deep Sky
GlobeNewswire
(文・Mizoguchi)