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エマ・ストーンが2度目のアカデミー主演女優賞を受賞した。
現地時間3月10日、第96回アカデミー賞の授賞式が開催。エマ・ストーンが『哀れなるものたち』で主演女優賞を受賞した。これは『ラ・ラ・ランド』に続く2度目の主演女優賞受賞となる。
『哀れなるものたち』はほかにも衣装デザイン賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞、美術賞で受賞し、合計4部門で受賞を果たしている。
Emma Stone wins Best Actress at the 2024 #Oscars for her role in #PoorThings pic.twitter.com/r3ypYnmNEZ
— The Hollywood Reporter (@THR) March 11, 2024
ドレスが壊れた原因は…?
ドレスの後ろが壊れてしまったようで、「やだやだ、ドレスが壊れちゃったの」と言いながら照れくさそうに登場したストーン。彼女は「(ドレスが壊れたのは)『I’m Just Ken』のせいだと思うよ」と会場(※)を指さす。
※おそらく楽曲「I’m Just Ken」を披露し、ストーンと一緒にノリノリになっていたライアン・ゴズリングがいる位置
かすれ声で絞り出した感動のスピーチ
「まさか(受賞するなんて)…圧倒されちゃってるの。声もかすれててごめんなさい。他のノミニー…サンドラ(・フラー)、キャリー(・マリガン)、アネット(・ベニング)、リリー(・グラッドストーン)…この賞をみんなと分かち合ったと思ってるよ。全員から刺激を受けてるし、一緒にここにいられることを光栄に思う」と4人のノミニーに伝えるストーン。もうひとりの受賞有力候補とされたリリー・グラッドストーン(『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』)は感動しているような表情で胸に手を当てた。
ストーンは続けて「ヨルゴス(・ランティモス監督)から『自分を外から見てごらん』と言われた。彼は正しかったよ。単に自分のことだけではなく、チームの一員としてすばらしい何かを一緒に作り上げていると感じればいいんだからね。それが映画作りの最高の部分だよ」と映画制作のすばらしさを語る。
そしてストーンは『哀れなるものたち』のキャストやスタッフ、3歳になる娘を含む家族に感謝。ランティモスには「ベラ・バクスターの人生というプレゼントをありがとう」と、今作の役を与えられたことに改めて感謝した。
最後にストーンは「ありがとうございました。ドレスの後ろは見ないでね」と去っていった。
『哀れなるものたち』は1月26日から劇場公開中。