【Windows 10】「QuickTime」を使うメリット

【Windows10】サポート終了の「QuickTime」を使う方法を解説!
(画像=『オトナライフ』より 引用)

 Windows 10にサポートが終了したQuickTimeをインストールするとどのようなメリットがあるのかご存知だろうか。前述の通り、Windows用QuickTimeには脆弱性がありWindows 10インストールするとこれらの脆弱性を受け入れるというデメリットが生じる。
 ではなぜ、そのようなデメリットを犯してでも、Windows 10にQuickTimeをインストールするのだろうか。Windows 10へQuickTimeのインストールを検討している方は、Windows 10へQuickTimeをインストールするメリットについて十分に検討を行って、脆弱性を受け入れるデメリットとQuickTimeをインストールするメリットを比較してみよう。

・再生可能な動画形式が多い

 QuickTimeには、QuickTimeプレイヤーと呼ばれるQuickTime形式の動画ファイルを再生するためのプレイヤーソフトとQuickTime形式の動画を扱うことができるようにする、コーデックのインストールを行うことができる。
 このQuickTimeプレイヤーではQuickTime形式の動画をはじめ非常に多くの形式の動画を再生することができるため、QuickTimeプレイヤーさえあれば形式を気にすることなく動画を再生できるというメリットがある。
 ただし、このメリットを享受するためにQuickTimeをインストールするのはオススメできない。一昔前であればQuickTimeでなければ再生できないような形式の動画も多く合ったが、現在ではそれらの動画についてもVLCメディアプレーヤーなどのフリーの動画再生ソフトで十分再生可能だ。そのため、脆弱性を受け入れるデメリットを犯してまでWindows 10でQuickTimeプレーヤーを使うメリットは少ない。

・使えるコーデックが増える

 サポートが終了したQuickTimeをWindows 10で利用する多くの方にとってのメリットはこれから紹介する、Windows 10で使うことができるコーデックが増えるというメリットだ。
 QuickTimeは従来、MOVなどAppleが開発したQuickTime形式の動画をWindows上で扱うためのコーデックパックとして様々なサードパーティ製動画編集ソフトなどに付属してインストールされてきた。そのため、それらのサードパーティ製動画編集ソフトなどをWindows 10で利用している環境からQuickTimeをアンインストールしてしまうと、サードパーティ製動画編集ソフトなどでサポートされる動画の形式が極端に減ってしまったり、ソフト自体を使うことができなくなってしまうという不都合が発生することがある。
 これらのサードパーティ製ソフトについては、QuickTimeを提供しているAppleではなくサードパーティ製ソフトのメーカーがQuickTimeに依存しないアップデートを提供する必要があるため、それらのサポートが終了したサードパーティ製ソフトでは、QuickTimeなしで利用することは難しくなるのだ。
 そのため、QuickTimeをインストールすることでWindows 10にインストールされていない、QuickTimeがサポートするコーデックをWindows 10へインストールできるというメリットがある。
 また、このメリットだけを享受するのであればQuickTimeインストール時に、QuickTimeプレイヤーをインストールする必要はなく、QuickTimeのコーデックパックのみをインストールすればよい。事項で紹介する、QuickTimeのインストール方法もこの方法である。