和歌山県の熊野灘エリアに行ってきました~

和歌山大好き!タモパパです。今回は、2020年にスタートした「くじらキッチン」の第2弾の中から、おすすめのお店と料理をご紹介しながら、見どころもレポートしたいと思います。

目次

くじらキッチンとは?

くじらキッチンは、和歌山県の熊野灘エリアにある4市町(新宮市、串本町、太地町、那智勝浦町)の飲食店が「古くからの鯨の食文化伝え、鯨料理を楽しんでもらいたい」という想いから、料理研究家コウケンテツさんの協力のもとで開発した「鯨肉を使ったランチメニュー」です。20~30代女性をターゲットに開発され、2020年に提供が始まりました。

現在、新しいメニューが加わった「くじらキッチン第2弾」が提供されています。今回はこの中からおすすめのお店と料理を紹介します。

(写真=たびこふれより引用)

<くじらキッチンのパンフレット>

まずは、大阪から和歌山県熊野灘エリアへに向かいます。

(写真=たびこふれより引用)

新大阪駅から特急くろしお号にゆられて4時間強、終点の新宮駅に到着しました。残念ながらパンダ列車ではなかったのですが、オーシャンアローの列車で海岸沿いを走る列車の旅は格別なものがあります。

(写真=たびこふれより引用)

<終点の新宮駅>

くじらキッチン1:Cafe & 創作バル「縁」Enishi

(写真=たびこふれより引用)

新宮駅到着後に向かったのは、駅から徒歩5分ほどのところにあるレストラン・Cafe & 創作バル「縁」Enishiです。

(写真=たびこふれより引用)
(写真=たびこふれより引用)

料理の写真を見て、どれに鯨が入っているかわかりますか!?

正解は「春巻き」と「ふりかけ」です。「いさなしぐれ」という鯨肉のソフトふりかけが入っています。言われなければ、鯨を食べているとわかりませんでした。上品な味わいは子供からお年寄りまで、好き嫌いなく食べられると思います。この料理は予約制で、値段は1,550円です。

Cafe & 創作バル「縁」Enishi

太地町の森浦湾

(写真=たびこふれより引用)

ここは2020年の7月にオープンした町の施設です。小型の鯨などをいけすで飼育しており、運が良ければ飼育員によるエサやりや飼育風景などを見学できます。

<海上遊歩道>(写真=たびこふれより引用)
<海上遊歩道>(写真=たびこふれより引用)

海上遊歩道は一直線に長く伸びており、くじらとの触れ合いの第一歩といったところです。シーカヤックなどの体験もあるようです。

(写真=たびこふれより引用)
(写真=たびこふれより引用)

入場料はかかりませんが、海上遊歩道に入るにはライフジャケットの着用が義務付けられていますのでご注意ください。

(写真=たびこふれより引用)

森浦湾くじらの海 海上遊歩道

  • 見学時間:09:00~16:30
  • 料金:無料

太地町立くじらの博物館

(写真=たびこふれより引用)

太地町立くじらの博物館は、くじらやイルカのことを知るには欠かせない場所です。白浜にある大きなテーマパーク程の派手さはありませんが、くじらやイルカに気軽に触れ合える場所としては間違いなくこちらをおすすめめします。

(写真=たびこふれより引用)
(写真=たびこふれより引用)
(写真=たびこふれより引用)
(写真=たびこふれより引用)

間近かでのえさやり体験やカヤックに乗ってのエサやり体験など、触れ合えるチャンスはいっぱいあります。

(写真=たびこふれより引用)

また博物館というだけあって、水族館的な役割プラス歴史や生物学的な勉強の場所としての役割も果たしていますので、子供たちの勉強にもいいかもしれません。

太地町立くじらの博物館

  • 住所:和歌山県東牟婁郡太地町太地2934-2
  • TEL:0735-59-2400
  • 開館時間:08:30~17:00(年中無休)
  • 入場料:大人1,500円 小中学生800円(保護者同伴の幼児は無料)
  • 公式HP:http://www.kujirakan.jp/index.html

全然関係ありませんが・・・

<まち>(写真=たびこふれより引用)

園内を普通に野生のシカが歩いてました。なんだかほほえましくも見えますが、これはこれで少なからず地元では獣害に悩まされているとの事でした。

くじらキッチン2:道の駅たいじ

(写真=たびこふれより引用)

太地町森浦湾の入り口にあたる重要施設がここ、道の駅たいじです。

(写真=たびこふれより引用)

<鯨カツ丼>

ここでも鯨を使ったくじらキッチンの特別メニューとして「鯨カツ丼」が提供されています。写真では少しわかりづらくすみません。とにかく実際に行って食べてみてください。

道の駅たいじ

  • 住所:和歌山県東牟婁郡太地町大字森浦143-1
  • TEL:0735-29-7690
  • 休館日:年中無休(不定休)
  • 公式HP:http://michiekitaiji.com/

くじらの民芸品の絵付け体験

(写真=たびこふれより引用)

太地町に行ったら、ぜひくじらの民芸品の絵付けを体験してみてください。きっと旅の思い出になること間違いなし!

(写真=たびこふれより引用)
(写真=たびこふれより引用)

この青いくじらは私の作品です。家に帰って嫁に見せたら「そんなわけのわからんもの置かんといて!」の一言。おかげで我が家の中で日の目を見ることはありませんでした・・笑。

抱壷庵(ほうこあん):くじらの民芸品の絵付け体験

くじらキッチン3:いさなの宿 白鯨

今回泊まったホテルは太地町にある「いさなの宿白鯨」です。

(写真=たびこふれより引用)

こちらでもくじらキッチンの特別メニューでランチプレートの提供を行っています。全ての料理に海のジビエが使われた地中海風ランチプレートです。

(写真=たびこふれより引用)
(写真=たびこふれより引用)

夕食で出された料理の数々です。鯨をふんだんに使った豪華なメニューでした。お鍋は熊野牛のすき焼きです。そのほかにもたくさんの料理が出て、大満足でした。

(写真=たびこふれより引用)

お部屋はすべて海側で朝陽がとてもきれいでした。

いさなの宿 白鯨

古式捕鯨をしのぶ場所・梶取崎

(写真=たびこふれより引用)

梶取崎(かんとりざき)は、鯨を発見するための「山見(やまみ)」の一つで、狼煙場跡が残っています。山見とは、わかりやすく言うと「鯨を取る船に、鯨のいる場所などを指示していたところ」です。

<狼煙場跡>(写真=たびこふれより引用)
<灯台>(写真=たびこふれより引用)
(写真=たびこふれより引用)

今は芝生の広場になっており、灯台やくじら供養塔などが設置されています。また海岸沿いの景観は南紀熊野ジオパークに指定されています。

(写真=たびこふれより引用)

梶取崎(かんとりざき)

くじらキッチン4:串本旬彩 おおはし

くじらキッチン、最後のメニュー紹介です。

串本駅から車で5分ぐらいの場所にある「串本旬彩 おおはし」です。もともと喫茶店だったお店を改装して、今の和食料理屋として運営されているそうです。こじんまりとしていますがまだ真新しい感じがしました。ご主人は愛知県出身でいろんな土地を渡り歩いて今の店に落ち着いたそうです。

(写真=たびこふれより引用)

くじらをタタキにして食べるサラダ感覚の料理です。意外と肉も柔らかく、女性受けする感じのランチメニューでした。

串本旬彩 おおはし

最後に

今回は日本遺産「鯨とともに生きる」を題材とした、くじらキッチン第2弾のランチメニューを中心にご紹介しました。

くじらキッチンのメニューは、味はもちろん、目で見ても楽しむことができます。みなさんもくじら料理を味わいに、ぜひ熊野灘エリアを訪れてください。

(写真=たびこふれより引用)

<串本駅>

帰りは本州最南端の駅・串本駅からくろしおに乗って帰りました。

<特急くろしお>(写真=たびこふれより引用)

文・写真 タモパパ/提供元・たびこふれ

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