キャッシュレス化が進むと起きる変化とは?

世界ではさまざまな国からすでに現金が消えつつある(写真=オトナライフより引用)

 ではこのままキャッシュレス化が進み、現金を扱うことがなくなってくると、私たちの生活にはどのような変化が現れてくるのだろうか?よりスムーズに効率的に買い物ができるようになり、銀行へ行く機会もほとんどなくなってくる。また、自分の消費活動がすべてデジタルされることで、把握、管理がしやすくなるだろう。さらにそのデータをもとに企業が効率的なマーケティングをすることができれば、よりお得なサービスを受けられるようになるかもしれない。

 実際にキャッシュレス化が進んでいる海外ではどうだろうか。「現金が消えた国」と呼ばれるほど100%に近くキャッシュレス化が完了しているスウェーデンでは、子供のお小遣いさえも決済アプリでされていて現金で支払いをしたことがないという未成年の若者も珍しくないという。その隣国で同じくキャッシュレス先進国であるデンマークでは、強盗件数が格段に減少したという報告もある。さらに日本のお隣、韓国でもすでにキャッシュレスの普及率は90%を超えていて、数年前からは硬貨をなくす“コインレス社会”の実現に取り組んでいる。

 日本でもキャッシュレス化が進み、やがて硬貨が姿を消し、お小遣いもお年玉もアプリでもらう、という日が来るのかもしれない。さらに近未来映画のようにすべての買い物は、生体認証だけで決済が済むという未来も、そう遠くはないのかも?

参照元:「家計の金融行動に関する世論調査」(金融広報中央委員会)【知るぽると】

文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ

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