商品の真偽、仕入れルートへの疑問の声も

化粧品のサンプル市場が急成長しつつある中、サンプルの供給先の真偽に対する懸念の声も高まっている。
 

チャイトピ!
包装に「非売品」と明記されている香水(撮影:チャイトピ!)(写真=チャイトピ!より引用)

実際HARMAYの店舗で販売されているサンプルの中には、包装に「非売品」と明記されているサンプルも複数もあった、そのような商品の大量販売は法律違反にあたる可能性がある。現地メディアによると、ロレアルなどのブランドは取材に対して、HARMAYに代理販売権を与えてないとコメントしている。

中国政府は近年化粧品業界の管理を強化しており「化粧品監督管理条例」が今年1月1日から実施された。

HARMAYと同じくサンプルを販売する小売店のONLY WRITEは今年1月に、密輸の疑いで当局に調査され、店内の化粧品が押収された。同店はLA MER、SK-IIなどの高級ブランドのサンプルを販売しているが、商品の仕入れ先の合法的な証明を出せていない。

中国政府が管理を強化する中、成長しているサンプル市場、今後HARMAYやONLY WRITEのような化粧品小売店の存続に注目である。

提供元・チャイトピ!

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